紅茶の製法には、オーソドックス製法とアンオーソドックス製法と呼ばれるものがあります。
アンオーソドックス
製法の代表的なものとして、CTC製法があります。
人手による伝統的な製法を機械で忠実に再現した製法で、主にリーフティーの製造に使われます。
茶園の中で一定のレベルに成長した木から、その新芽とその下の2枚の若葉を丁寧に手摘みしていきます。これを「一芯二葉摘み」といいます。摘み取った生葉はそのまま工場に運ばれます。
工場に運ばれた生葉を大きな網の上に広げ、下から温風を送って萎れさせます。萎れさせることによって葉がやわらかくなり、次の揉捻工程がやりやすくなります。この工程で、葉の水分が40%ほど蒸発します。葉がしんなりやわらかくなると同時に葉の内部では成分の変化が始まります。
葉を揉みこんでいきます。葉に圧力をかけて揉む事で葉の細胞組織が壊れて、酸化酵素を含む茶汁が空気に触れ、酸化発酵が進み、緑の葉が茶色がかった色に変化していきます。また、揉捻機にかけることで、葉の形も整えていきます。
揉捻した後の茶葉は固まりになっている為、この固まりをほぐします。こうすることで、発酵が均一に進んでいきます。
20~25℃の室温と90%程度の高湿度の中に2時間~4時間程寝かせます。 この工程で酸化酵素の働きが一気に進み、茶葉は鮮やかな赤褐色に変わり、紅茶独特の甘い香りを放つようになります。
発酵が終わると100℃前後の熱風で水分3~4%になるまで乾燥させ、酸化発酵を完全に止めます。茶葉は乾いて濃い茶褐色となり、貯蔵や輸送に耐えられる状態になります。この段階で出来たものを「荒茶」と呼びます。
出来上がった「荒茶」の中に混入している異物を、静電気選別や風力選別にて取り除きます。
荒茶をふるいにかけ、メッシュの大きさによって、形やサイズを揃えていきます。ここでの等級区分は、それぞれの茶葉の大きさや外観を表すだけで、品質の区分ではありません。
CTC機を使って、茶葉を製造加工する製法。CTCとは、Crush(押しつぶす)、Tear(引き裂く)、Curl(粒状にまるめる)の略。現在世界で最も生産量が多い製法で、より短時間で抽出する目的で開発されました。